データサイエンティスト育成講座 株式会社ブレインパッド

受講生の声

株式会社テレビ朝日 総合編成局 編成戦略部 湊 健太郎様

業務においてどのようにデータ分析・活用と関わられていますか?

私の部署はテレビ局の中核を担う部署で、部署横断的なプロジェクトをまとめる役割を担っています。
私は「放送」を起点とした新規サービスを企画し、そのトライ&エラーを回すことを中心に担当しています。
その中で当然ながら、新たな企画をトライアルしていくため、それをサービスインしても問題ないのかを判断するための効果測定も行います。

我々は民放のテレビ局なので最終的なゴールは視聴率となりますが、その実現には一人でも多くの視聴者のロイヤリティを高めてファンをつくっていくことが必要不可欠となります。テレビを通じた映像コンテンツのみならず、リアルイベントなどで視聴者と直接接点を作り、ファン層を拡大していくことも重要なミッションとなります。一方で、テレビ局のビジネスモデルは視聴者にとっての価値のみならず、スポンサーにとっての価値との両方をバランス良く保つことが求められます。

理想は両方の価値の相乗効果が図れるサービスを企画したいですね。
そこで広い視野を持つために世の中の潮流や流行として、

・どういった新しい技術(試験段階のものも含まれます)があって、
・どういったものが求められていて、
・どこにニーズがあるのか

を経験と勘だけで判断するのではなく、持っているデータを紐解きながら、明らかにしていく力も重要だと感じています。

 

「『まだこの世の中にはないサービスを創出するためのデータ分析・活用』の具体的なイメージを教えてください」

映像コンテンツというキーワードを軸として派生する、他のサービスの利用を研究することです。
例えばVRやAR技術の「面白さ」とは、その多くが定性的な要素で構成されており、統計学などで扱えるような数値的な情報になっていないため、数字で処理・表現することが難しい世界です。
しかし、このような領域においても「確からしさ」を証明することが求められており、日々データ分析・データ活用の必要性を感じています。

また、私の担当業務におけるデータ分析・活用の対象は、新しいサービス創出のみではありません。
既存サービスの提供価値向上にも活用しています。例えば、大規模イベント企画の全体的な底上げです。
現在取り組み中ではありますが、レイアウトであったり営業時間のような環境項目に対して、失敗しないやり方を成功事例などのデータから導き出したいと考えています。さらにその中でイベント企画における定常領域(環境整備など)とチャレンジングな領域を整理することで、新しい施策に費やす時間を増やしていけると、結果的により価値あるサービスの提供につながると思います。

 

「”数値データを分析して定性的な解釈をして活用する”トレーニングが当講座のグループ演習で行われましたが、湊さんの実際の業務では定性的な要素の方が多く占めるデータを分析されているのですね!」

活用に至る湊さん独自の思考回路に非常に興味があります
ビジネスにおけるデータ分析・活用をどのように捉えられていますか?


私は、プログラムをバリバリ書いて数値データをゴリゴリ分析してインサイトを得るような職種ではありません。前職では、新卒入社でメーカー向けの営業担当しており、テレビ朝日では番組照明、技術戦略部を経て現在に至ります。
データサイエンティストっぽいデータ活用シーンといえば、メーカー営業時の実績レポート作成くらいでしょうか。売り上げ分析(傾向と対策)をして、売り上げのセオリーを導き出すために自分でデータをまとめたりしていました。その時はExcelを使った自己流の分析をしていました。
元々数値で解析するのは好きでしたが、正しいやり方はきちんと理解していない状態でした。

 

「テレビ朝日入社後は、どのようなデータ分析・活用をしていたのですか?
メーカー営業時と異なり、目に見えないものが対象となりましたね」

テレビ局は、総合商社のようなもので番組制作や技術、グッズ制作、インターネット配信のように幅広い業務があるため、ジョブローテーションを通じて様々な業務経験を積みます。私も番組照明や技術戦略に携わってきました。色々な業務経験を積むことでキャリアアップしていくことになります。

メーカー営業経験のみであった私は、番組照明の現場でキャリアを積むことになりました。
当時は30歳くらいでして、それこそ一回り年下の方と仕事をしていました。
会社からは短期的なキャリアアップが求められており、番組照明のノウハウの吸収を急ぎました。

そこで私が考えたのは、「キャリアを埋めるものは情報でしかない!」ということです。
番組照明のセットデザインをするときに、図面を起こします。私がよくやっていたことは、人の図面を重ね合わせるということです。重ね合わせることにより、例えば人物の照明のきれいな当て方のコツなどのポイントや傾向がだんだん見えてくるんです。
このように、当時は意識的に情報をまとめていました。Excelにまとめられるようなデータではなかったのですが。
「なんでこういう配置(レイアウト)なんだろう?」と逆追いしていくと、大体自分でも再現・表現できるようになっていきました。
要は番組照明のノウハウを、パターン化することによって蓄積してきたのだと思っています。
その時は短期的にキャリアアップすることが求められているため、このような手法をとりましたが、結果的に割と上手くいったと思います。

 ただ、効果的なパターンだけですとオリジナリティがありません。こればっかりは経験値が問われてくると思います。
私は絵画や舞台、ショーなど、テレビ以外の媒体を鑑賞することも好きです。
自身のオリジナリティを生み出すために、そこからエッセンスやポイントを見つけ出し、参考にし、デザインのアウトプットを考えたりしました。
例えば、顔の黄金比のように、「美しい」と感じる”ものの組み合わせ”が存在しているように、絵画やショーから”印象に残った”エッセンスを抜き出し、そのままコピーするのではなく、なぜ”印象に残った”のかを自分なりに解釈した要素を番組照明のセットデザインに反映しました。
データで言うと、色の配色や配分率などを可視化して見つけ出す工程に該当しますね。
そういう意味で、数値や言葉を使わなくとも、私のアウトプット(セットデザイン)までの工程は、データ分析・活用に通じる考え方であると思いました。

講座を受講したご感想を教えてください

私は常々、データ分析・活用ってフレームワーク化されている、構造化されていると思っていて、それを理解したい!と思っていました。しかし、データ分析・活用のお作法的なものを理解したかったのですが、どの入り口から入っていけば良いのか分かりませんでした。この点は今回の受講で、座学ではデータベースとは?などの基本の「き」から説明を受け、最後は実践をするところまでの一連を体験することができました。

 また、何事においても可視化して導き出すというプロセスは、ビジネスプロセスの本来のあるべき姿と思っています。
それを「ちゃんとまっとうにやらないといけないんだな!」と受講してみて思いました。
さらに言うと、データ分析・活用に特別なことって実はあまりないんだな!と正直感じました。

至って普通のロジカルな考え方の積み上げを、それをどう整理するかの考え方を見つけると実践できることを学びました。分析スキル的な内容ではついていけないところもありましたが、根本的なデータ分析・活用のフレームワークを理解するところまで辿り着けたのが大きな収穫でした。

 

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今回受講した内容は、データを読み解く力がテーマだったと思います。読み解く手前のビジネス課題を見つけるというステップは、経験と勘で見つけ出すことができます。
「ビジネス課題を見つけ出す」と「最終的に課題を解決する」という2つのインターフェースをつなぐことが、データの利活用であることを実感しました。
自分で実践できるようになることが、受講体験を最大限に活かすことだと思います。

 

講座で学んだことをどう活かしていきたいと思いますか
また、今後の湊さんのデータ分析・活用に関するキャリアプランをお聞かせください

データの基礎集計などは外部の協力を得て進めていたりしますが、任せっきりにするのではなく、自分事として何をしているのかを理解していきたいと思います。
自身やチームのリテラシーを上げていく努力をして成長することで、より高度なデータ分析・活用をはじめてできるようになると思っているからです。
特に継続して実施していこうと思っているイベントなどの分析に関しては、自分たちである程度理解をしておきたいと思っています。

一方で、イベント内で発生した事象や実積等をきちんとデータとして残すことによって将来活用されるようにしたいとも思っています。担当者も変わっていくので、業務の引継ぎではないですが、データとして目に見える形で残して管理しておきたいという目的もあります。
良かったことも悪かったことも整理し、会社としてナレッジを蓄積していくことは重要なことですから。
ナレッジをデータ化・情報化して蓄積することにより、どんな人に喜んでもらえるのかなどの有益な情報を、映像コンテンツはもちろん、グッズ制作などいろいろな形で展開することができます。より早い段階で実現していくことで、ビジネス拡張につなげたいとも考えています。

 

今回の受講でデータ分析・活用の構造を知ったことにより、

・データ分析を担ってくれるパートナー企業と、どのような役割分担をすればよいか
・どこにボリュームゾーンがあるのかを整理したり
・どこにミスリードがあったのかを把握することによりその後の適切なプランニングやアクションに繋げる

が出来るようになるといいです。
といっても講座で学んだこと全てを理解できたわけではないですが。笑
実際に自分の手を動かして、経験を積んでいかないと上記までは到達できないと感じています。
これからもジョブローテーションによって経験や勘がなくてもやらないといけない業務に直面することがあると思います。データという形でなくても、情報を整理する技術や、マインド、スキルは非常に有用だと思っているので、それを活用して経験と勘に捉われず、新たなものを勉強して吸収していきたいですね。

未経験であっても「知らない」状態ですと仕事が進みませんので、情報整理は特に意識していきたいです。
地道な努力になるとは思いますが、情報を整理することにより説明ロジックが確立されて、それが関係者間のコミュニケーションにも活かすことができると考えています。

講座受講をご検討中の方へのメッセージをください

今後、活躍が期待されるビジネスパーソンにとっては、データを収集して分析したり、データ活用を推進する仕事は、より身近になっていくと思っています。
日常でごく普通の仕事の中においても、データ分析・活用をごく自然に実践できるようになれたらいいと考えています。実際に私が使うケースは少ないかもしれませんが、考え方のステップの踏み方やフェーズの切り方に関しては有益な知見を得ることができると思います。

グループワークのような実践では座学で学んだことと繋がっていたので、知識の定着が高く、効果的な構成になっていたと思いましたし、個人的には演習を通じで自分の弱い部分が明らかになりました。思っていたよりもできていないことが多かったです。
短期的な自分の目標として、ビジネス課題を自分で定義できて、なおかつ解決イメージまで自力でできるようになれるとベストですね!

 

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